パリ五輪 クライミングのルールは?初心者でもわかる観戦ガイド!

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パリ五輪 クライミングのルールは?初心者でもわかる観戦ガイド!
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パリ五輪で初めて観戦するスポーツクライミング。

その魅力を存分に楽しむために、「ボルダー&リード複合」と「スピード」の2種目のルールと見どころを徹底解説します。

初心者でもわかりやすいガイドを提供し、競技の基礎知識からパリ2024の新ルールまで詳しく紹介します。

「パリ五輪 クライミングのルールは?初心者でもわかる観戦ガイド!」は、スポーツクライミングの魅力を最大限に引き出し、観戦をより一層楽しむための情報が満載です。

目次

スポーツクライミング観戦ガイド

スポーツクライミングは、観戦者にとってスリリングで視覚的に魅力的な競技です。

ここでは、スポーツクライミングの基礎知識や競技形式、専門用語など、初心者が観戦を楽しむための豆知識を紹介します。

スポーツクライミングの基礎知識

スポーツクライミングは、「ボルダリング」、「リードクライミング」、「スピードクライミング」の3つの異なる種目があります。それぞれの種目は異なる技術と戦略を必要とし、観戦者に異なる楽しみを提供します。

ボルダリング
高さ5m以下の壁に設置されたコースをロープなしで登る種目です。
各ステージ(予選・準決勝・決勝)では4〜5つの課題が用意され、選手たちは制限時間内にできるだけ少ない試行回数で登りきることを目指します。

リードクライミング
高さ12m以上の壁を、制限時間内にロープを使ってどこまで登れるかを競います。
この種目では、クライマーがどれだけ高く登れるかが評価されます。落ちたら終わりの緊張感が特徴です。

スピードクライミング
15mの壁をいかに速く駆け上がるかを競う種目です。
瞬時に勝敗が決まり、初心者にもわかりやすい競技です。

スポーツクライミング観戦のポイント

ボルダリングでは、選手が課題を解決するための戦略や技術を観察することが楽しみの一つです。

リードクライミングでは、クライマーの慎重さと手際の良さ、そして高所でのパフォーマンスに注目しましょう。

スピードクライミングは、その速さとスリルが魅力で、一瞬の判断と身体能力が試されます。

これらの基礎知識を踏まえることで、スポーツクライミングの観戦がより楽しく、理解しやすくなるでしょう。

スポーツクライミング ルール

スポーツクライミングのルールは、各種目ごとに異なるため、観戦する際にはそれぞれの競技のルールを理解しておくことが重要です。ここでは、ボルダリング、リードクライミング、スピードクライミングのルールについて詳しく説明します。

ボルダリングのルール

ボルダリングは高さ4~5メートルの壁に設置された課題を登る競技です。
壁には「ホールド」と呼ばれる突起物があり、これを使って登ります
選手は命綱なしで登り、下には安全用のマットが敷かれています

競技時間と得点

課題数: 予選、準決勝、決勝それぞれで4〜5の課題が設定されます。その課題(ルート)を登ります。課題には難易度があり、色や数字で示されます。

制限時間: 各課題に対して4~5分の制限時間が与えられます。

試行回数: 選手は何度でもトライすることができ、最少試行回数での完登が求められます

完登:最上部のホールドに両手でしっかりとつかむことで完登となり、25点が与えられます。

ゾーンホールド: 課題には途中にゾーンが設定されており、1つ目のゾーンに到達すると5点2つ目のゾーンに到達するとさらに5点が加算されます。

《例》

・1トライで完登:25点
・2トライで完登:24.9点
・1トライで1つ目のゾーン到達:5点
・3トライで2つ目のゾーン到達:9.8点

観戦のポイント

選手の技術と戦略
・ボルダリングでは選手の力と技術が試されます。
・課題を設定するセッターは、選手の限界を引き出すような動きを設定します。
・選手が課題を攻略する様子は見ごたえがあります。

日本の強さ
・日本はボルダリングの強豪国であり、世界からも注目されています。
複合種目の最初のボルダーで良い順位を取ることがメダル獲得の鍵となります。

リードクライミングのルール

リードクライミングは、ロープを使って高さ12メートル以上の壁を登り、どこまで登れるかを競う競技です。選手はハーネスを装着し、ロープをクイックドローと呼ばれる支点にかけながら登ります

競技の流れ

  • 制限時間: 一般的に6分〜8分の制限時間があります。
  • ロープの使用: 選手はロープを使って登り、途中に設置されたクリップにロープを掛けながら進みます
  • 高度: 最高到達点が記録され、より高い場所に到達した選手が上位となります。
  • 完登: 最後の支点にロープをかけると完登と見なされます。
  • フォール: 一度落ちるとその時点で終了となり、到達地点が記録されます。

順位の決定

  • 獲得高度: 選手がどの高さまで登れたかで順位が決まります。墜落や時間切れになった時点での高度が記録されます。
  • 同順位の場合: 同じ高度まで登った選手が複数いる場合、前のラウンドの成績(カウントバック)や登るのにかかった時間で順位が決まります。

競技のラウンド

リードクライミングは通常、予選、準決勝、決勝の3ラウンドで行われます。

・予選: 2本のルートに挑戦し、上位26名が準決勝に進出します。
・準決勝: 1本のルートに挑戦し、上位8名が決勝に進出します。
・決勝: 1本のルートに挑戦し、最終順位が決まります。

安全確保

  • ビレイヤー: 登る選手を下でサポートする人をビレイヤーと呼びます。ビレイヤーはロープを操作して、選手が落ちたときに安全を確保します。

スピードクライミングのルール

スピードクライミングは、15mの壁をいかに速く駆け上がるかを競う種目です。
選手は安全のためにロープで確保されています。以下が基本的なルールです

競技の流れ
シーディングラウンド
・選手は2回トライし、速い方のタイムで順位が決まります。

予選
・シーディングラウンドの順位に基づき、1対1で競います(例:1位対14位)

〔勝者7名と、敗者の中で最もタイムが良い1名が決勝トーナメントに進出します。〕

決勝トーナメント
・予選と同様に1対1で競い、勝ち上がった選手が優勝を目指します。

フォルススタート
・フォルススタート(フライング)をした場合、そのラウンドで最下位となります。

観戦のポイント
シンプルなルール
・スピードクライミングは2人の選手が並んで速さを競うため、初心者でもルールが理解しやすいです。
・毎回同じコースを登るため、選手の技術とスピードが際立ちます。

世界記録
・現在の男子のワールドレコードは4.798秒で、世界新記録が出るかどうかも見どころの一つです。

壁の高さと傾斜: 15mの壁に5度の傾斜がつけられています。
スタート: 両手と片足をスタートパッドに置き、電子スタート信号により開始します。
タイム計測: 上部のフィニッシュパッドに触れた瞬間にタイムが計測されます。
勝敗: トーナメント形式で行われ、速いタイムを出した選手が勝ち進みます。

各種目のルールを理解することで、選手たちのパフォーマンスや戦略をより深く楽しむことができます。これらのルールに基づいて、スポーツクライミングの観戦を楽しんでください。

スポーツクライミング パリ2024新ルール

パリ2024オリンピックでは、スポーツクライミングの競技形式が東京2020から変更され、「ボルダー&リード複合」と「スピード」の2種目が採用されました。

これにより、観戦者には新たな楽しみ方が提供されるとともに、競技自体の戦略や選手のパフォーマンスにも新しい要素が加わります。ここでは、パリ2024での新ルールとその見どころを紹介します。

ボルダー&リード複合

東京2020では「ボルダー・リード・スピード」の3種目を統合した複合競技が行われましたが、パリ2024ではボルダーとリードの2種目を統合した「ボルダー&リード複合」が導入されます。この新ルールの詳細は次の通りです。

競技形式: ボルダリングとリードクライミングの2種目で構成され、各選手は両方の種目に参加します。

ボルダリング: 各選手は4つの課題に挑戦し、各課題の完登数とゾーンホールドの到達数に基づいて得点が与えられます。

リードクライミング: 高さ12m以上の壁を登り、最高到達点が記録されます。落ちた地点が得点となります。

得点方式: 両種目の合計得点に基づいて順位が決定されます。

スピード

スピードクライミングは、東京2020と同様に単独種目として実施されます。この種目は15mの壁をいかに速く登るかを競い、非常にシンプルで観戦しやすい競技です。

競技形式: トーナメント形式で行われ、勝ち残り方式で最速の選手を決定します。

タイム計測: スタートからフィニッシュまでのタイムを計測し、上位タイムの選手が次のラウンドに進みます。

スポーツクライミングの用語

スポーツ競技を見ていると、専門用語が出てきて疑問に思うこともあります。

ここでは、スポーツクライミングの専門用語をいくつか紹介します。

基本用語

ホールド: 壁に取り付けられた手や足をかける突起物。形や大きさは様々です。
課題: 登るためのコース。
核心: 課題の中で最も難しい部分。
完登: 課題を最後まで登り切ること。
グレード: 課題の難易度。(日本では段級位制が使われます。)
オブザベーション: 課題の下見。
オンサイト: 初見での完登。

ホールド(壁の突起物)に関する用語

カチ: 小さなホールド。
ガバ: 掴みやすいホールド。
スローパー: 丸いホールド。

ムーブ(動き)に関する用語

ムーブ:クライミングの動き方
・ランジ: 壁内でジャンプしてホールドを取りに行く動き。
トウフック: つま先をホールドに引っ掛ける技術。
ヒールフック: かかとをホールドに引っ掛ける技術。

コンペ(競技)に関する用語

コンペ: クライミングの競技大会。
アテンプト: 課題へのトライ回数。
ゾーン: 課題途中に設けられた特定のホールド。順位決定に使われます。

パリ2024の見どころ

パリ2024では、新たに導入された「ボルダー&リード複合」により、選手たちの総合力が試されることになります。ボルダリングでの柔軟な戦略とリードクライミングでの持久力と技術の融合が求められ、観戦者には多様なパフォーマンスが楽しめるでしょう。

また、スピードクライミングでは、その瞬間的なスピードとアクションが最大の魅力です。世界記録の更新や、トップ選手たちの激しい競り合いが見どころとなります。パリ2024では、これまで以上にスリリングでダイナミックなクライミング競技が繰り広げられることが期待されます。

以上の新ルールを理解することで、パリ2024オリンピックのスポーツクライミングをより一層楽しむことができるでしょう。

まとめ

パリ2024オリンピックでのスポーツクライミングは、「ボルダー&リード複合」と「スピード」の2種目で行われます。

ボルダリング、リード、スピードそれぞれのルールや見どころを理解することで、観戦がより楽しくなるでしょう。

ボルダリングでは選手の創意工夫、リードでは持久力と技術、スピードでは瞬時のスピードとアクションが楽しめます。

新ルールの導入により、観戦者には新たな視点と楽しみが提供されます。

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