沖縄本島の南部にある【ガンガラーの谷】は、数十万年もの時をかけてできた鍾乳洞が崩壊してできた谷間です。
この谷は、古代の森に抱かれ、歴史と文化が息づく、訪れる人々を魅了するスポットです。
沖縄旅行では、外せない観光ポイントです。
・ガンガラ―の谷の魅力的な見どころ
・訪れる際の予約方法
・キャンセルの方法
これらについて詳しく解説します。
【ガンガラ―の谷】の4つの見どころ
ガンガラ―の谷は自然豊かな亜熱帯の森や洞窟を専門のガイドと一緒にめぐるガイドツアーです。
ガンガラ―の谷には3つのテーマがあります。
それは、自然・古代人・祈りの3つです。
豊かな自然のユニークな地形、今もなお発掘される古代人の痕跡、現在も続いている自然の空間への祈り。
これらをガイドの説明を聞きながら回る1時間20分、約1㎞の道のりを終えたころには悠久の彼方にタイムスリップしてきたような錯覚を覚えることでしょう。
では、さっそく4つの見どころについてご紹介します。
ツアーの出発点、ケイブカフェ(サキタリ洞)
ケイブカフェは、天然の洞窟がそのままカフェになっています。
天井には無数の鍾乳洞がぶら下がっていて、もう太古の世界へ一歩踏み出した気分になります。
ケイブカフェを利用できるのは、「ガンガラ―の谷」のツアーに参加する人だけ。
カフェスペースでは、ツアー参加者がスタートをここで待ちます。
南国フルーツを使用したジュースや35コーヒーを頂けます。(ツアー料金とは別途料金かかります)
35COFFEEは、風化した骨格サンゴを200度まで熱してじっくり時間を掛けて焙煎したコーヒーです。
「サンゴ焙煎のコーヒー」は沖縄でしか作る事ができない沖縄限定COFFEEです。
それは、沖縄の風化サンゴは県の漁業法によって持ち出しができないからなのです。
読み方は、「サンゴコーヒー」ではなく「スリーファイブコーヒー」です。
ツアーの出発時間になると、参加者はステージに用意されたイスに座りガイドさんから出発前の注意事項など説明を受けます。
ひとしきり、説明を受けたら冷たい「さんぴん茶」が入った水筒を受け取ります。(帰りに水筒は返却)
いざ、出発!!
世界最古の釣り針が発見されたサキタリ洞
ケイブカフェのあるサキタリ洞では、世界最古の釣り針が発見されています。
それは、およそ23,000年前のものだと言われています。
サキタリ洞では、現在も発掘が行われています。
種之子御嶽(サニヌシーウタキ)は悠久のかなたから祈りをささげる聖なる地
種之子御嶽(サニヌシーウタキ)は、脈々と受け継がれる生命の誕生を願い祈りをささげる聖なる洞窟地帯です。
ガンガラ―の谷が一般に公開されるずっと以前・・・遙か昔、琉球王朝の時代から地元住民に信仰されてきた本物の聖地です。
種之子御嶽(サニヌシーウタキ)は、イナグ洞、イキガ洞からなる一帯の洞窟を指しています。
イナグ洞は女性の神。安産・良縁への祈りが捧げられます。
「母神」と記された先にある洞窟がイナグ洞。中には入れませんが、上からのぞかせてもらえます。
洞窟の中には、乳房の形や臀部の形をした鍾乳石があるそうです。
大勢の霊媒師や霊能力者が「ここに呼ばれてきた」と言わせるほどの、沖縄有数のパワースポットだそうです。
イキガ洞は男性を意味する洞窟です。
イキガ洞では入る時に渡されたランタンをもって奥へ進みます。洞窟の奥には男性のシンボルの鍾乳洞がありました。
写真はちょっと恥ずかしくて写せませんでした。
イキガ洞は、命の誕生、子どもたちの成長への願いが込められています。
大主(うふしゅ)ガジュマルはガンガラ―の谷の主!
洞窟を出てしばらく進むと、谷の象徴ともいえる「森の賢者、大主(ウフシュ)ガジュマル」があらわれます。
推定樹齢150年の「大主(ウフシュ)ガジュマル」の姿は、高さ20m、崖上から垂れ下がっている長い気根が迫力満点で圧倒されてしまいます。
下から見上げるとこんなに大きく、いかにも森の主のオーラを放っていました。
武芸洞(ぶげいどう)は古代人の痕跡がいっぱい
ツアーの終着点は武芸洞です。
この洞窟は、かつて地元の人々が武術や舞の稽古に用いたと伝えられ、その名が今に伝わります。
ここで発掘された石棺墓は約2500年前のものでした。
中から男性の人骨が巻貝のブレスレットなどの装飾品を身に付けた状態で見つかっています。
右上の写真が石棺、左の写真が石棺の蓋に使われていた石だそうです。
左上の写真の板の下からはイノシシの骨が発見されています。
右側の写真は武芸洞の中の一部ですが、洞窟内部は風通しがよく、乾燥していることから、古代の人々の居住地として適した場所だったようです。
ここが数千年間変わっていない証として、発掘された化石の多くのものが地表から15センチ程度のところから発見されているのです。
この空間は、古代の人々の生活の痕跡を今に伝える貴重な遺跡として、訪れる人々に深い感銘を与えています。
武芸洞でツアー終了後は、「おきなわワールド」バス駐車場付近で解散です。
ガンガラ―の谷の予約方法と注意点
ガンガラ―の谷 ツアー料金・ツアー時間
◆大人 2,500円
◆中学生以上の学生 1,500円
(学生証提示)
◆小学生以下 無料
(保護者同伴)
◆10:00、12:00、14:00、16:00出発(要予約)
◆所要時間 1時間20分
予約方法
ツアーの参加には前日の17:00までの予約が必要です。
※定員に空きがある場合は、当日の予約も受け付けています。
※当日の空き状況は電話で確認のこと!
予約は、電話、Webのどちらでも受け付けています。
ただし電話は、17時30分までですのでご注意ください。
◆電話予約:098-948-4192(受付時間9時~17時30分)
◆WEB予約:https://www.gangala-reserve.com/
予約に関する注意事項
◆受付への入場はツアー開始60分前からです。
◆ガイドツアーは最大24名で、間隔をあけて出発します。
◆予約可能な人数に制限があります。(1~5名)
◆ケイブカフェは、ツアー参加者が出発前のみ利用できます。解散は、「おきなわワールド」駐車場になるため。
◆ツアー出発の10分前には集合してください。
◆学生の方は学生証の提示を求められます。
◆前日の17時までに連絡の場合はキャンセル料は発生しません。
ガンガラ―の谷のキャンセル方法
◆キャンセルは前日の17:00までに電話連絡するとキャンセル料は発生しません。
◆当日のキャンセル・時間変更・遅刻はキャンセル料が発生します。
●悪天候によるツアーの中止はキャンセル料は発生しません。
◆当日ツアー出発前の連絡・・・ツアー料金の50%
◆当日ツアー出発前に連絡なし・・・ツアー料金の100%
ガンガラ―の谷の概要
名称 | ガンガラ―の谷 |
住所 | 沖縄県南城市玉城字前川202 |
休業日 | 年中無休(天候条件やイベントなどで中止の場合あり) |
ツアー時間 | 10:00、12:00、14:00、16:00出発(要予約) 所要時間 1時間20分 |
料金 | 2,500円 学生: 1500円(学生証の提示が必要) 小学生以下無料(保護者同伴) |
駐車場 | 30台(無料) |
アクセス | バス・・那覇バスターミナルから83番・54番で玉泉洞前下車徒歩約2分(50分) 車・・那覇空港道南風原南ICから県道17号経由6km(10分) |
電話予約 | 098-948-4192(受付時間9時~17時30分) |
オンライン予約 | https://www.gangala-reserve.com/ |
ホームページ | http://www.gangala.com |
まとめ
「ガンガラ―の谷」は沖縄本島南部に位置し、数十万年もの歳月をかけて形成された鍾乳洞の崩壊によってできた谷です。
この谷は古代の森に囲まれ、歴史と文化が息づくスポットであり、沖縄旅行で外せない観光地として知られています。
この記事では、「ガンガラ―の谷」の魅力的な見どころや訪れる際の予約方法、そしてキャンセルの方法について詳しく解説します。
専門のガイドと一緒に、自然豊かな亜熱帯の森や洞窟を巡るツアーでは、豊かな自然の地形や古代人の痕跡、そして祈りの空間を体験できます。
ガイドの説明を聞きながら、約1kmの道のりを通じて、数千年前の世界にタイムスリップしたような体験ができます。
記事ではさらに、ガンガラ―の谷の予約方法や注意点についても詳しく解説します。
ツアーの料金や出発時間、予約方法、キャンセルポリシーなど、訪れる際に知っておくべき情報を提供します。
ガンガラ―の谷を訪れる際には、事前の予約や注意事項を確認して、安心して楽しむことができるでしょう。